礼服の保管を万全に

2021.08

冠婚葬祭は政治家でもなければ、そう再三あるものではありません。年齢的に若ければ、同級生の結婚式に頻繁に出席する時期があるかも知れません。しかし、結婚式やお葬式に何年も参列していない、そんな事はよくある事です。

昨今の新型コロナ禍においては、お身内だけで行う家族葬や火葬式など、参列者を招かないお葬式も多くあります。そのため、礼服を着る機会が大きく減っているかと思われます。

久しぶりに礼服を出したら、虫に食べられて孔が空いていたり、黒の生地にカビが繁殖していたりしては大変です。

このような事を防ぐために、衣類用の防虫剤をお使いになる事をお勧めします。ただ、市販の防虫剤には、使用期限があります。衣類用の防虫剤を使っているからと、安心は禁物です。必ず定期的に、防虫剤の有効性を確認する事が大切です。その効能が切れたら、<おわり>のメッセージを表示する防虫剤も多く販売されています。

カビ防止のためには、時々タンスやクローゼットから礼服を出して、風通しの良いところで陰干しをしたり、保管場所に除湿剤を置いたりすることが有効です。

たまにしか着る機会の無い礼服ですが、儀式典礼には欠かせない装いです。ですから、防虫剤や除湿剤などを適切に使って保管してください。あなたの礼服は、大丈夫でしょうか?この機会に、クローゼットから出して確認をする事をお勧めします。

埼玉葬祭業協同組合の加盟店では、ご親族の方々の必要に応じて貸衣装の手配も承ります。
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埼玉葬祭業協同組合 事務局